インテリアコーディネーター資格の内容・試験の仕組みと2025年度の合格率
インテリアコーディネーターとは何か、活かせる仕事、受験資格がないこと、一次(CBT)・二次(プレゼンテーション・論文)の試験の仕組み、2025年度の合格率、受験料と資格登録までの流れを公式情報で整理します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
インテリアコーディネーターは、住まい手に合った家具・照明・カーテン・住宅設備などを選び、快適な住空間を提案する専門職の資格です。公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格で、国家資格ではありません。試験は年1回、一次試験(学科)と二次試験(プレゼンテーション・論文)があり、2025年度(第43回)の合格率は一次34.0%、二次56.6%でした。
このページでは、インテリアコーディネーターとはどんな資格か、試験の仕組み、受験料、最新の合格率、資格登録までの流れを1ページにまとめます。日程・難易度・勉強法の詳しい内容は、それぞれの個別ページで扱います。
インテリアコーディネーターとはどんな資格か
インテリア産業協会の受験要項では、インテリアコーディネーターを、省エネ・環境、経済性、安全性などを考えた快適な住空間を提供するために、インテリアの選択と配置を具体化し、一般の生活者に提案・助言する専門職と説明しています。
活かせる職場は、住宅メーカー、工務店、リフォーム会社、インテリアショップ、家具・建材メーカーなどです。独立してフリーランスで活動する人もいます。業務独占の資格ではないため、資格がなくてもインテリアの提案の仕事はできます。資格は、住まいとインテリアの知識を一定の水準で持っていることを示すものです。
インテリアコーディネーター試験の仕組み
| 項目 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|
| 内容 | 学科(インテリアに関する知識全般) | 実技(プレゼンテーション・論文の2課題) |
| 方式 | CBT方式(テストセンターのパソコンで解答選択式) | 筆記式(問題用紙と解答用紙) |
| 問題・時間 | 36問・120分 | 180分 |
| 実施 | 全国47都道府県のテストセンター(期間内に日時を予約) | 全国12地域で1日 |
| 受験資格 | なし(年齢・学歴・職業・経験を問わない) | 過去3年以内に一次試験に合格していること |
第44回(2026年度)の受験要項とFAQによる内容です。一次試験の出題は、協会が発行する「インテリアコーディネーターハンドブック」を基本としています。
一次試験の出題範囲
一次試験は、インテリアの歴史、インテリア計画(寸法・人間工学・色彩など)、家具やカーテンなどのインテリアエレメント、建築の構造と内装の構法、室内環境と住宅設備、図面表現・CAD、関連する法規・規格など、9つの分野から出題されます。
二次試験で問われること
二次試験は、与えられた条件をもとにインテリアを計画し、図面と着彩で分かりやすく表現するプレゼンテーションと、課題について文章で答える論文の2課題です。2025年度のプレゼンテーションのテーマは「親子スペースのあるLDKのインテリアコーディネート」でした。論文のテーマは事前に公表されず、2025年度は「住宅において幼児が遭遇する可能性のある事故とその留意事項」でした。
一次試験の免除
一次試験だけに合格した人は、次の年度から3年間、一次試験を免除して二次試験だけを受けられます。3年を過ぎると、一次試験から受け直しです。
受験料(第44回・2026年度)
| 受験のタイプ | 受験料(税込) |
|---|---|
| 基本タイプ(一次→二次) | 14,850円 |
| 一次試験<先取り>タイプ | 11,550円 |
| 二次試験<一次免除>タイプ | 11,550円 |
申込みはインターネットのみで、申込完了後のタイプの変更、キャンセル、返金はできません。
最新の受験者数と合格率(2025年度・第43回)
| 試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 6,023人 | 2,049人 | 34.0% |
| 二次試験 | 2,870人 | 1,623人 | 56.6% |
インテリア産業協会の「試験結果」によります。二次試験の受験者には、一次試験の免除を受けた1,177人を含みます。推移は インテリアコーディネーターの難易度 で説明しています。2026年度(第44回)の一次試験は9〜10月に行われ、合否の発表は11月中旬の予定です。
インテリアコーディネーターになるまでの流れ
- 7月中旬〜8月末にインターネットで申し込む
- 9〜10月の期間内にテストセンターを予約して一次試験を受ける
- 12月の二次試験を受ける(プレゼンテーションのテーマは11月中旬に公表)
- 2月中旬の合否の発表後、期間内に資格登録を申請する(初回登録料14,300円)
登録すると、称号と資格証が交付されます。資格には有効期間があり、更新の手続きが必要です。日程の詳細は インテリアコーディネーターの試験日 にまとめています。
インテリアコーディネーターのFAQ(よくある質問)
Q. インテリアコーディネーターは国家資格ですか?
A. 国家資格ではありません。インテリア産業協会が認定する民間資格です。
Q. 受験資格はありますか?
A. 一次試験は年齢・学歴・職業・経験を問わず誰でも受験できます。二次試験は過去3年以内に一次試験に合格していることが条件です。
Q. 合格率はどのくらいですか?
A. 2025年度(第43回)は一次試験34.0%、二次試験56.6%です。
Q. 合格すればすぐ名乗れますか?
A. 一次・二次に合格し、協会に登録すると称号と資格証が付与されます。
筆者の見解(インテリアコーディネーター)
私見では、インテリアコーディネーターは「一次と二次でまったく違う力が問われる試験」と捉えて計画を立てるのが大切だと考えます。一次はCBTの知識試験で合格率34.0%、二次は図面と着彩・論文の実技で56.6%と、関門の性質が違うため、一次の勉強だけで手一杯になると二次の作図練習が間に合わなくなりがちです。一次の免除が翌年度から3年あるので、働きながらの人は一次と二次を別の年に分ける選択肢も現実的です。業務独占の資格ではないため、取得の価値は応募先が資格をどう評価するかで変わる点も、受験前に確かめておきたいところです。
インテリアコーディネーターの関連項目
- インテリアコーディネーターの試験日
- インテリアコーディネーターの難易度
- インテリアコーディネーターの勉強時間
- インテリアコーディネーターの通信講座
- 女性向けの資格
出典(一次情報)
本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。