簿記3級の通信講座ユーキャン・TAC・クレアールなど5社の料金比較
簿記3級の通信講座を、ユーキャン・TAC・クレアール・フォーサイト・スタディングの公式サイトで確認した受講料、教材の形式、教育訓練給付の対象か、合格実績の公表のしかたで比べ、3級単独と2級セットの選び方を示します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
簿記3級の通信講座は、4千円ほどから4万円ほどまで幅があります。差が出るのは、市販書籍に動画講義を付けた低価格のパックか、添削や質問サポートの付いた講座か、2級まで含むセットかという点です。教育訓練給付の対象は、確認した範囲では2級まで含むセット講座が中心でした。このページでは、各社の公式サイトで確認できた事実だけを並べ、順位は付けません。
料金は2026年10月時点で確認したものです。期間限定の割引もあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。
簿記3級の通信講座の比較表(2026年10月時点)
| 講座 | 主なコースと受講料 | 教材の形式 | 教育訓練給付 |
|---|---|---|---|
| ユーキャン | 簿記3級講座 39,000円(税込・一括)。標準3か月 | 紙テキスト3冊、添削4回(総合模擬試験1回を含む)、動画講義などのWeb学習 | 確認したページに記載なし |
| TAC | 3級スッキリパック 3,600円〜、3級みん欲し!パック 6,300円〜、3級合格本科生 14,000円〜(いずれも教材費・税込。テキストありは各5,500円・9,800円・18,000円) | Web講義+市販書籍のテキスト・問題集 | 対象外(ページに記載) |
| クレアール | 3級パック Web通信 16,000円(10月31日までの割引価格11,360円。入学金・教材費・税・送料込み) | Web講義(1コマ30分) | 確認したページに記載なし |
| フォーサイト | 3級スピード合格講座 16,800円、2・3級のデジタルプラン 14,800円、2・3級のバリューセット1 37,800円 | フルカラーテキスト、講義、eラーニング(デジタルプランはデジタル教材) | バリューセットは対象。単科・デジタルプランは記載なし |
| スタディング | 簿記3級合格コース 3,850円、簿記3級・2級セットコース 21,800円 | 動画講義・WEBテキスト・問題集(スマホ・PC) | 確認したページに記載なし |
スタディングの金額は、確認したページに税込の表記がありませんでした。フォーサイトの料金ページは税込表示で、バリューセットと単科講座は送料が別(デジタルプランは送料無料)です。資格の大原は、公式サイトの内容を読み取れなかったため表から外しています。LECは確認したページに受講料の記載がなく、表に含めていません(いずれも公式で確認)。
3級だけの講座と2級セットの講座の違い
| 比べる点 | 3級だけの講座 | 2級まで含む講座 |
|---|---|---|
| 受講料の目安 | 4千円前後〜4万円前後 | 2万円台〜 |
| 教育訓練給付 | 確認できた範囲では対象外か記載なし | 対象の講座がある |
| 向く人 | 3級だけ取りたい人、まず試したい人 | 経理職を目指し2級まで続ける人 |
日商簿記は受験資格がなく、どの級からでも受けられます。経理の仕事で評価されやすいのは2級のため、2級まで続けるつもりなら、最初からセット講座の総額と給付金の有無を比べるほうが合理的です。2級の講座は 簿記2級の通信講座 で比べています。
簿記3級講座の合格実績の公表のしかた
| 講座 | 公式サイトで確認した内容 |
|---|---|
| フォーサイト | 簿記3級の合格率82.3%と表示。集計期間・対象者の条件は確認したページに記載なし |
| スタディング | 2024年度の合格報告1,285名(簿記1〜3級の合計で、複数の級の合格者は重複して数える) |
| ユーキャン・TAC・クレアール | 確認したページに、3級の合格率の数値なし |
日本商工会議所の3級の合格率は、ネット試験の2025年度が40.8%、統一試験の第173回が33.8%です。講座の数字は母数や集計の条件が講座ごとに違い、全国の合格率とそのまま比べられる数字ではありません。
簿記3級講座の教育訓練給付(受講料の20%)
教育訓練給付(一般教育訓練)は、雇用保険に一定期間入っている人などが、厚生労働大臣が指定した講座を修了すると、受講料の20%(上限10万円)が支給される制度です。たとえば37,800円の講座なら7,560円が戻ります。ただし、フォーサイトは給付金対象講座の案内で、支給額が4,000円以下の場合は支給されないと案内しています。この条件では、受講料が2万円以下の講座は対象講座でも給付を受けられない計算です。対象かどうかは、講座会社の案内と厚生労働省の教育訓練講座検索システムで確認してください。制度の詳細は 教育訓練給付金 を参照してください。
簿記3級の通信講座の選び方
- 目標:3級だけか、2級まで続けるかを先に決める
- サポート:添削・質問が必要か、動画と書籍で足りるか
- 受験方式:ネット試験の形式の模擬試験が付いているか
- 対象の時期:2027年4月以降に受けるなら、2027年度の出題区分表と新しい配点に対応しているか
- 予算:割引や給付金を差し引いた実質の負担で比べる
簿記3級は独学でも合格を狙える試験です。講座会社の目安では勉強時間は80〜100時間程度で、独学との比べ方は 簿記3級の独学 を参照してください。
簿記3級の通信講座のFAQ(よくある質問)
Q. 簿記3級は通信講座を使うべきですか?
A. 必須ではありません。仕訳の考え方で独学に不安がある人や、2級まで続けたい人に向いています。
Q. 一番安い講座はどこですか?
A. 料金は時期や割引で変わるため断定できません。2026年10月時点の公式表示では、4千円前後のコースがあります。
Q. 簿記3級の講座は教育訓練給付の対象になりますか?
A. 確認した範囲では、対象は2級まで含むセット講座が中心でした。講座ごとに公式の案内で確認してください。
Q. 3級と2級をまとめて学べる講座はありますか?
A. あります。フォーサイトのバリューセット、スタディングの3級・2級セットコースなどです。
筆者の見解(簿記3級の通信講座)
私見では、簿記3級の講座選びは「3級だけで終えるか、2級まで続けるか」を決めない限り、正しく比べられないと考えます。3級だけなら、数千円の書籍+講義のパックと独学の差は小さく、添削や質問が必要な人だけ数万円の講座を検討すれば足りるはずです。2級まで続けるなら、セット講座の総額と給付金の有無で比べるほうが合理的ですが、給付金は受講料が2万円以下だと受けられない計算になる点は見落としやすいところです。2027年4月に3級の配点と出題区分表が変わるので、受講期限が改定をまたぐ講座は、対応の有無を先に確かめることを優先したいところです。
簿記3級の通信講座の関連項目
出典(一次情報)
本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。