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中小企業診断士の過去問公式の掲載年数と、1次・2次で違う使い方

中小企業診断士の過去問は、連合会の公式サイトに1次が平成19年度から令和8年度まで、2次が令和7年度までPDFで掲載されています。正解・出題の趣旨の公表範囲と、1次と2次で何年分をどう解くかを整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

中小企業診断士の過去問は、日本中小企業診断士協会連合会の公式サイトで無料で手に入ります。1次試験は平成19年度から令和8年度まで、2次試験は平成19年度から令和7年度までの問題がPDFで掲載されています。1次は正解と配点が公表されますが、2次は模範解答がなく、公表されるのは「出題の趣旨」だけです。

このページでは、中小企業診断士の過去問の入手先と、1次・2次それぞれの使い方、注意点をまとめます。

中小企業診断士の過去問の入手先

入手先 1次試験 2次試験
連合会の公式サイト 平成19〜令和8年度の問題(令和5年度の再試験を含む) 平成19〜令和7年度の問題
公式の解答 正解と配点を公表 模範解答なし。出題の趣旨を公表
市販の過去問題集 解説つき。年度別・科目別がある 解答例・解説つき(作成者によって内容が違う)

連合会のよくある質問によると、1次試験は試験日の翌日か翌々日に正解と配点をWebサイトで公表し、2次試験は合格発表日に出題の趣旨を公表します。令和8年度の2次試験(10月25日実施)の問題は、2026年10月時点ではまだ掲載されていません。

公式サイトでの探し方

  1. 連合会のサイトの「中小企業診断士試験」のページを開く
  2. 「試験問題」のページで、年度と試験(1次・2次)を選ぶ
  3. 1次は科目ごと(A経済学・経済政策〜G中小企業経営・中小企業政策)、2次は事例ごとにPDFが分かれている
  4. 1次の正解と配点は、各年度の試験のページ(「正解と配点」)で確認する

PDFは印刷して、本番と同じように書き込みながら解くのがおすすめです。選んだ番号を別の紙に一覧で書き出しておくと、公式の正解と照らす採点が速くなります。

1次試験の過去問の使い方

何年分を解くか

1次は科目ごとに5年分程度を目安にします。7科目×5年分で35回分になり、これを2〜3周すると、各科目の出題の型がつかめます。中小企業経営・中小企業政策は、施策や統計が年度ごとに変わるため、古い年度の問題より直近の年度を優先します。

回数と時期

回数 時期 目的
1周目 各科目のテキストを読んだ後 出題のされ方を知る
2周目 全科目を学び終えた後(5〜6月) 間違えた問題を記録し、テキストで確かめる
3周目 7月 間違えた問題だけを解き直す
本番形式 7月下旬 最新年度を時間を計って解く(60分または90分)

1次の合格基準は、総点数の60%以上で、かつ40%未満の科目がないことです。過去問の点数は、全体で60%、各科目で40%を超えているかの2つの目で見ます。

2次試験の過去問の使い方

解答は自分で作り、出題の趣旨と比べる

2次試験は、4つの事例(各80分・各100点)について記述で答えます。公式の模範解答はないため、過去問で答案を書いたら、連合会が公表した出題の趣旨と照らして、問われたことに答えているかを確かめます。

市販の解答例は複数を見比べる

市販の過去問題集や講座会社の解答例は、作成者によって内容が違います。1つの解答例を正解として覚えるのではなく、複数の解答例に共通する要素を拾い、自分の答案に足りないものを探す使い方が向いています。

何年分を解くか

2次は、直近5年分程度を、1事例ずつ2回以上解くのが目安です。本番と同じ時間割(令和8年度は9:40〜17:20)で4事例を通して解く練習も、直前期に入れておきます。2次の対策の全体は 中小企業診断士の二次試験 にまとめています。

中小企業診断士の過去問を使うときの注意点

  • 法律(経営法務)や中小企業政策は、改正や施策の変更で、古い問題の正解が今と違うことがある
  • 令和5年度は、1次試験の再試験が那覇地区で行われており(連合会の推移表の注記)、公式サイトには通常の問題と「再試験」の問題が別に掲載されている
  • 公式の問題PDFには解説がないため、解説つきの問題集と組み合わせる
  • 2次の解答例を暗記しても、同じ事例は出題されない。考え方の型を身につけることが目的

過去問の印のつけ方

1次の過去問では、問題ごとに「○(自信をもって正解)」「△(迷ったが正解)」「×(不正解)」の3種類の印をつけ、3周目は△と×だけを解きます。2次では、設問ごとに「問われたことに答えたか」「事例の文章の根拠を使ったか」「時間内に書き終えたか」の3点を、自分で採点する表を作ると、何年分解いても弱点が見えやすくなります。

中小企業診断士の過去問のFAQ(よくある質問)

Q. 中小企業診断士の過去問は無料で手に入りますか?
A. はい。連合会の公式サイトに、1次は平成19〜令和8年度、2次は平成19〜令和7年度の問題が掲載されています。

Q. 2次試験の模範解答はありますか?
A. 公表されていません。合格発表日に出題の趣旨が公表されます。

Q. 1次試験の正解はいつ分かりますか?
A. 試験日の翌日か翌々日に、正解と配点が公式サイトで公表されます。

Q. 過去問は何年分解けばよいですか?
A. 1次・2次とも、直近5年分程度を2回以上解くのが目安です。

筆者の見解(中小企業診断士の過去問)

私見では、中小企業診断士の過去問は「1次は量、2次は質」で使い分けるのが要点だと考えます。1次は公式の正解で機械的に採点できるので、何周したかより、△の問題を減らせたかで進み具合を測るほうが実力に結びつきます。2次は模範解答がない以上、市販の解答例の「正しさ」を追うより、出題の趣旨に沿って根拠を事例文から拾えたかを自分で点検する習慣のほうが大切です。経営法務と中小企業政策は古い年度ほど現行制度とずれるので、年数を増やすより直近年度の精度を上げることを優先したいところです。

中小企業診断士の過去問の関連項目

出典(一次情報)

本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。