医療・福祉の資格

医療事務の通信講座ユーキャン・ニチイの料金・目指す試験・給付金を比較

医療事務の通信講座を、ユーキャンとニチイの公式サイトで確認した受講料、教材と学習期間、目指す試験(医療事務認定実務者・医療事務技能審査試験)、教育訓練給付の対象か、合格実績の公表の有無で比べます。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

医療事務の通信講座を選ぶときは、料金より先に「どの試験を目指す講座か」を確認してください。医療事務は民間資格で試験が複数あり、講座ごとに目標の試験が違うからです。2026年10月に公式サイトで確認した範囲では、ユーキャンは医療事務認定実務者試験、ニチイは医療事務技能審査試験(メディカル クラーク)を目標にしており、どちらも教育訓練給付の対象と記載していました。このページでは、公式サイトで確認できた事実だけを並べ、順位は付けません。

料金は2026年10月時点で確認したものです。キャンペーンで変わるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

医療事務の通信講座の比較表(2026年10月時点)

講座 受講料 教材と期間 教育訓練給付
ユーキャン 医療事務講座 一括49,000円(税込)、分割3,300円×15回 メインテキスト3冊、添削3回、デジタルテキスト・Webテスト。標準4か月(8か月まで指導) 一般教育訓練の対象と記載
ニチイ 医療事務講座(医科)通信コース 通常47,850円、キャンペーン28,710円(税込・教材費込。2026年11月10日申込分まで) テキストと動画をスマホ・タブレットで閲覧。学習期間3か月 対象と記載

ニチイには、ライブ配信コース(通常56,000円、キャンペーン33,600円。9〜11月開講クラス限定)と通学コース(通常64,000円、キャンペーン32,000円)もあります。キャリカレなど他社の医療事務講座は、今回の確認で公式ページを開けなかったため表から外しました。

目指す試験の違い

講座 目指す試験 試験の実施団体
ユーキャン 医療事務認定実務者試験 全国医療福祉教育協会
ニチイ 医療事務技能審査試験(医科) 日本医療教育財団

ユーキャンの案内では、医療事務認定実務者試験は毎月・在宅で受けられ、学科・実技とも原則正答率60%以上で合格です。医療事務技能審査試験は、日本医療教育財団の試験概要によると、医科は毎月、学科・実技I・実技IIのすべてで得点率70%以上で合格です(ニチイの資格ページは「学科・実技それぞれ70%以上」と旧い区分で説明しています)。求人で特定の資格名が書かれている場合は、その試験を目標にした講座を選んでください。

医療事務講座の合格実績の公表のしかた

講座 内容
ユーキャン 確認した費用ページに合格者数・合格率の記載なし
ニチイ 合格率・合格者数の記載なし。医療事務技能審査試験の総受験者数約170万人と紹介

約170万人は試験全体の受験者数で、ニチイの受講生の実績ではありません。日本医療教育財団は、2026年10月時点のページで「昭和49年度からの50年で総受験者数は171万人、合格者数は99万人を超えています」と公表しています(以前は約163万人・約92万人の掲載もありました)。掲載時期によって数字が違う点にも注意してください。

医療事務講座の教育訓練給付(受講料の20%)

教育訓練給付(一般教育訓練)は、一定の条件を満たす人が厚生労働大臣の指定する講座を修了すると、受講料の20%(上限10万円)が支給される制度です。49,000円の講座なら9,800円が戻る計算です。キャンペーン価格で申し込んだ場合は、実際に支払った受講料が計算のもとになります。支給を受けられるかは雇用保険の加入期間などで決まるため、ハローワークで確認してください。制度の詳細は 教育訓練給付金 を参照してください。

医療事務の通信講座の選び方

  1. 目指す試験:求人で求められる資格、受けたい試験に対応しているか
  2. 学び方:紙のテキストと添削が欲しいか、スマホの動画で学びたいか
  3. 期間:標準学習期間と、指導・サポートが続く期間
  4. 診療報酬の改定:教材が最新の改定に対応しているか
  5. 費用:キャンペーン価格と給付金を差し引いた実質の負担

医療事務の通信講座と独学の比べ方

医療事務の試験は受験資格がなく、独学でも合格を狙えます。講座の費用をかけるかは、「レセプトの答え合わせを自分でできるか」「計画どおりに続けられるか」で判断すると決めやすくなります。独学の進め方は 医療事務の独学 にまとめています。

医療事務の通信講座のFAQ(よくある質問)

Q. 医療事務の通信講座は教育訓練給付の対象になりますか?
A. 2026年10月に確認した範囲では、ユーキャンの医療事務講座とニチイの通信コースが対象と記載していました。

Q. 一番安い講座はどこですか?
A. 料金はキャンペーンで変わるため断定できません。2026年10月時点の公式表示では、3万円前後で受けられる講座があります。

Q. 講座を受ければ合格できますか?
A. 保証はありません。合格には、講座の教材でレセプト作成の演習を重ねることが必要です。

Q. 通信と通学のどちらがよいですか?
A. 決まった日に通えて、その場で質問したい人は通学、時間を自由に使いたい人は通信が向きます。ニチイの公式表示では、通学コースも教育訓練給付の対象と記載されています。

筆者の見解(医療事務の通信講座)

私見では、医療事務の通信講座は料金差よりも「目標の試験が求人で求められる資格と一致しているか」で選ぶのが最優先だと考えます。ユーキャンとニチイでは目指す試験が違うため、価格だけで比べると、取りたい資格と違う講座を選んでしまうおそれがあります。キャンペーン価格は期限付きで、教育訓練給付は実際に支払った額が計算のもとになるため、実質の負担は申込時点で計算し直すのが確実です。また、講座の案内にある合格基準や受験料が財団の最新の案内と揃っていないこともあるので、試験の条件は財団の公式ページで確かめることをおすすめします。

医療事務の通信講座の関連項目

出典(一次情報)

本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。