マンション管理士の難易度合格率と合格点を公式データで解説(令和7年度)
マンション管理士の難易度を、マンション管理センターが公表した令和7年度・令和6年度の受験者数・合格者数・合格率と合格最低点で解説します。年齢別の合格率、宅建・管理業務主任者との比較、難しい理由も分かります。
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マンション管理士の難易度は、不動産系の資格の中では高い部類です。令和7年度(2025年度)の合格率は11.0%で、およそ9人に1人しか合格していません。合格最低点も50問中42問正解と高く、8割を超える正答が必要でした。
このページでは、試験を実施するマンション管理センターの公式発表をもとに、合格率と合格点、年齢別の結果、他資格との比較、難しいと感じる理由を整理します。
マンション管理士の合格率(令和6・7年度)
センターが公表した令和7年度の結果概要には、令和7年度と前年の令和6年度の数字が載っています(単位:人)。
| 年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 13,098 | 10,984 | 1,210 | 11.0% |
| 令和6年度 | 13,124 | 10,955 | 1,389 | 12.7% |
受験者数はほぼ同じですが、合格者は令和7年度に179人減りました。受験率(申込者のうち実際に受験した人の割合)は令和7年度83.9%、令和6年度83.5%で、申込者の6人に1人ほどは当日受験していません。合格率は受験者を母数にした数字です。令和5年度以前の結果は、2026年10月時点でセンターのサイトがメンテナンス中だったため、このページでは掲載していません(公式で確認)。
合格点は50問中42点と高い
令和7年度の合格最低点は、50問中42問正解でした。5問免除者(管理業務主任者試験の合格者など)は45問中37問正解です。どちらも、間違えられるのは8問だけという計算になります。
合格点は年度によって変わります。一般に、問題が易しい年は合格点が上がり、難しい年は下がります。令和7年度のように合格点が高い年は、易しい問題を1問も落とせない試験になります。目標は「模試や過去問で45点前後を安定して取る」くらいに置くと安全です。
年齢別の合格率(令和7年度)
令和7年度の結果概要には、年齢別の合格者数と合格率が載っています。
| 年齢 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 29歳以下 | 131 | 13.7% |
| 30〜39歳 | 192 | 13.9% |
| 40〜49歳 | 271 | 12.0% |
| 50〜59歳 | 346 | 11.2% |
| 60歳以上 | 270 | 8.2% |
合格者の平均年齢は48.4歳、最高年齢は80歳でした。合格者の数では50代が最も多く、合格率では30代以下がやや高い結果です。年齢を問わず挑戦されている資格だといえます。
宅建・管理業務主任者との難易度の比較
令和7年度の公式データで、不動産系の3資格を比べます。
| 資格 | 受験者数 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|
| マンション管理士 | 10,984 | 11.0% | 50問中42点 |
| 管理業務主任者 | 14,435 | 19.6% | 50問中36点 |
| 宅建 | 245,462 | 18.7% | 50問中33点 |
マンション管理士の合格率は、宅建・管理業務主任者の6割ほどです。出題範囲は管理業務主任者と大きく重なりますが、問われる深さが違います。そのため、先に管理業務主任者に合格し、5問免除を使ってマンション管理士を受けるという順番を選ぶ人もいます。各資格の位置づけは 資格の難易度ランキング にまとめています。
マンション管理士が難しいと感じる理由
区分所有法・民法の事例問題が深い
区分所有法の決議や、民法の相続・賃貸借などが、具体的なマンションの事例で問われます。条文の数字を覚えるだけでなく、事例に当てはめる力が必要です。
標準管理規約と判例の細かい知識
国土交通省の「マンション標準管理規約」の条文やコメント、マンションに関する判例から、細かい論点が出題されます。
建築・設備の出題範囲が広い
建物の構造、給排水・電気・消防設備、劣化と修繕の知識まで問われます。法律系の学習者には負担が大きい分野です。
合格点が高く、苦手分野を作れない
合格に8割以上が必要な年もあるため、「建築は捨てて法律で稼ぐ」といった戦略が取りにくい試験です。全科目で一定の点数を取る必要があり、これが、令和6・7年度の合格率11〜12%台という数字につながっていると考えられます。
必要な勉強時間は マンション管理士の勉強時間 で計算例とともに示しています。
マンション管理士の難易度のFAQ(よくある質問)
Q. マンション管理士の合格率は何%ですか?
A. 令和7年度は11.0%(受験者10,984人、合格者1,210人)、令和6年度は12.7%でした。
Q. マンション管理士の合格点は何点ですか?
A. 年度で変わります。令和7年度は50問中42問正解でした。
Q. 管理業務主任者とどちらが難しいですか?
A. 令和7年度の合格率は、マンション管理士11.0%、管理業務主任者19.6%で、マンション管理士のほうが難しい試験です。
Q. 5問免除はどのくらい有利ですか?
A. 適正化法の5問を解かずに済み、45問中37問が合格点でした(令和7年度)。その分、他の科目に時間を回せます。
筆者の見解(マンション管理士の難易度)
私見では、マンション管理士の難しさは、合格率11.0%という数字以上に「8割を超える得点を全科目で求められる年がある」点にあると考えます。苦手分野を捨てにくい試験なので、得意な法律で稼ぐ戦略が通用しにくく、建築・設備を早い段階から避けずに扱えるかが分かれ目になると思います。年齢別では60歳以上の合格率がやや低いものの、合格者数では50代が最も多く、年齢より学習時間の確保のほうが判断材料として重要です。公式サイトで確認できる結果が直近2年分に限られる現時点では、年度ごとの合格点の上下に一喜一憂せず、過去問で45点前後を安定して取れるかを自分の物差しにするとよいと考えます。
マンション管理士の難易度の関連項目
- マンション管理士
- マンション管理士の勉強時間
- マンション管理士の過去問
- 管理業務主任者の難易度
- 資格の難易度ランキング
出典(一次情報)
本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。