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マンション管理士の過去問公式の入手先と、合格につながる使い方・注意点

マンション管理士の過去問は、マンション管理センターが令和元年度から令和7年度までの試験問題と正解一覧をPDFで公開しています。入手先、何年分を何回解くか、正解なし・複数正解の問題の扱い、法改正の注意点を解説します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

マンション管理士の過去問は、試験を実施するマンション管理センターのサイトで無料で手に入ります。2026年10月時点では、令和元年度から令和7年度(2025年度)までの7年分の試験問題と正解一覧がPDFで公開されています。解説は付いていないため、学習の中心には解説付きの過去問題集を使い、公式のPDFは本番形式の演習に使うのが効率的です。

このページでは、過去問の入手先、効果的な使い方、注意点を説明します。

マンション管理士の過去問の入手先(公式サイト)

センターの「過去問題ダウンロード」のページで、年度ごとの試験問題と正解一覧を見られます。

項目 内容
公開年度 令和元年度〜令和7年度(7年分)
内容 試験問題と正解一覧
解説 なし
形式 PDF
最新年度の正解 試験の翌日に公表(令和8年度は11月30日予定)

管理業務主任者試験の過去問(平成19年度以降)に比べると、公式に公開されている年数は少なめです。それより前の年度を解きたい場合は、市販の過去問題集を使います。

マンション管理士の過去問は何年分を何回解くか

マンション管理士の過去問は、公式の7年分に市販の問題集を加えて、10年分前後を3周するのが目安です。

段階 時期の目安 解き方
1周目 基礎学習と並行 科目別に、テキストの章ごとに解く
2周目 試験の3〜4か月前 年度別に50問を2時間で解き、間違いを記録
3周目 試験の1〜2か月前 記録した間違いだけを解き直す
仕上げ 試験の2週間前 最新年度を本番と同じ13時〜15時に解く

採点した点数は、その年度の合格最低点と比べます。令和7年度は50問中42問正解でした。合格点の水準は マンション管理士の難易度 で確認できます。

正解なし・複数正解の問題に注意

公式の正解一覧には、通常の正解番号とは違う扱いの問題が含まれることがあります。たとえば令和4年度の正解一覧では、問4が「正解なし」、問9が「2又は3」を正解とする扱いになっています。問9は正誤の判定が不明瞭な選択肢があったため、問4は正解となる選択肢がなかったためと説明されています。

こうした問題は、自己採点の際に公式の注記に書かれた扱いに従って数えます。また、問題の内容自体が不適切だった可能性があるため、繰り返し解く対象から外してもかまいません。

間違いの記録の仕方

マンション管理士は合格点が高いため、1問の取りこぼしが合否を分けます。間違えた問題は、科目と原因で分けて記録します。

  • 科目:区分所有法・民法/標準管理規約・管理組合の運営/建築・設備/適正化法
  • 原因:知らなかった/覚え違い(数字・決議要件)/判例を知らない/読み違い

マンション管理士の過去問では、とくに「判例を知らない」という原因が増えがちです。過去に出た判例をノートにまとめておくと、直前の見直しに使えます。

マンション管理士の過去問の注意点

法改正・標準管理規約の改訂で答えが変わる

出題は毎年4月1日時点の法令が基準です。区分所有法、マンション管理適正化法、国土交通省の標準管理規約などが改正・改訂されると、古い問題の正解が今は違うことがあります。とくに令和8年4月1日には、建物更新決議など新たな多数決による決議の創設を含む改正区分所有法が施行されました。公式のPDFは出題当時の正解のままなので、令和7年度以前の問題、とくに決議要件の問題は、法改正に対応した問題集の解説で確認してください。

管理業務主任者の過去問も役立つ

管理業務主任者試験は出題範囲が大きく重なり、マンション管理業協会が平成19年度以降の問題と正解を公開しています。区分所有法や標準管理規約の演習量を増やしたいときに使えます。ただし、管理業務主任者の問題はやや基本的な内容が多いため、マンション管理士の仕上げは本試験の過去問で行います(管理業務主任者の過去問)。

個数問題で知識のあいまいさが分かる

マンション管理士の試験では、記述のうち正しいもの(誤っているもの)がいくつあるかを答える問題も出ます。1つでも判断できない記述があると正解できないため、年度別の演習では、正解した問題も含めて、すべての記述の正誤の理由を説明できるかを確認します。説明できなかった記述は、正解していても間違いの記録に加えてください。

5問免除者は45問で時間を計る

管理業務主任者の合格者など5問免除を受ける人は、適正化法の5問を除いた45問を110分で解く形で練習します。

マンション管理士の過去問のFAQ(よくある質問)

Q. マンション管理士の過去問は無料で手に入りますか?
A. はい。センターのサイトで、令和元年度以降の試験問題と正解一覧が公開されています。

Q. 公式の過去問に解説はありますか?
A. ありません。解説が必要な場合は市販の過去問題集を使います。

Q. 何年分解けばよいですか?
A. 公式の7年分に市販の問題集を加え、10年分前後を3周するのが目安です。

Q. 正解なしの問題はどう扱えばよいですか?
A. 公式の注記に従って自己採点し、繰り返し解く対象から外してもかまいません。

筆者の見解(マンション管理士の過去問)

私見では、マンション管理士の過去問は、公式に公開されている年数が7年分と少ないぶん、「量を増やす」より「1問から引き出す情報を増やす」使い方が向いていると考えます。個数問題が多い試験なので、正解した問題でもすべての記述の正誤を説明できるかを確かめる作業が、そのまま得点力になると思います。見落としやすいのは、令和8年4月の区分所有法改正で、古い年度の決議要件の問題を当時の正解のまま覚えると、かえって失点につながるおそれがある点です。演習量を増やしたい場合も、管理業務主任者の過去問は基礎の確認にとどめ、仕上げは本試験の過去問と改正対応の問題集で行う優先順位がよいと考えます。

マンション管理士の過去問の関連項目

出典(一次情報)

本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。