社労士の勉強時間800〜1,000時間の目安と1日の時間別スケジュール例
社労士の勉強時間は、講座会社の目安で800〜1,000時間程度です。1日の勉強時間ごとに何か月かかるかの計算表と、8月下旬の試験日から逆算したスケジュール例、科目の進め方まで整理します。
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社労士の勉強時間は、講座会社の目安で800〜1,000時間程度です。1日2.5時間なら約11か月かかる計算で、8月下旬の試験に向けて前年の秋に始める人が多くなります。ただし、試験センターや厚生労働省が公式に示した目安はなく、人事・労務の実務経験や法律の学習歴で必要な時間は変わります。
このページでは、講座会社が示す目安を出典つきで紹介し、1日の勉強時間ごとの期間の計算と、試験日から逆算したスケジュール例をまとめます。
社労士の勉強時間の目安(講座会社の数字)
| 出典 | 目安 |
|---|---|
| TAC | 一般に800時間前後。独学は約800〜1,000時間、講座利用は約600〜700時間 |
| ユーキャン | 平均1,000時間ともいわれる。500時間程度で合格する人もいる |
どちらも「といわれる」「個人差がある」という前提つきの目安です。このサイトでは、幅をとって800〜1,000時間程度を基準にします。行政書士(講座会社の目安で800〜1,000時間程度)とほぼ同じ水準で、宅建(300〜500時間)の2倍以上にあたります。
社労士の勉強期間の計算表(1日の勉強時間ごと)
800時間と1,000時間を、毎日同じ時間勉強した場合の日数で割ると、次のようになります。
| 1日の勉強時間 | 800時間の場合 | 1,000時間の場合 |
|---|---|---|
| 1.5時間 | 約533日(約18か月) | 約667日(約22か月) |
| 2時間 | 400日(約13か月) | 500日(約16か月) |
| 2.5時間 | 320日(約11か月) | 400日(約13か月) |
| 3時間 | 約267日(約9か月) | 約333日(約11か月) |
休む日を入れると、さらに期間は延びます。TACは、7〜9月に始めて約1年で800時間をこなすには、休息日45日を除いた320日で1日約2.5時間が必要と示しています。平日2時間・休日5時間なら週20時間で、800時間に約40週かかります。
試験日から逆算したスケジュール例(8月下旬の試験)
1日2.5時間前後、9月に始めて翌年8月の試験を受ける場合の例です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月〜12月 | 労働基準法・安衛法、労災保険法、雇用保険法、徴収法を一通り学ぶ |
| 1月〜3月 | 健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法を学ぶ |
| 4月〜5月 | 一般常識を学び、全科目の過去問を1周する。4〜5月に受験を申し込む |
| 6月〜7月 | 過去問2〜3周目、法改正と白書・統計の確認、模試 |
| 8月 | 選択式の対策と弱点科目の総点検 |
労働科目から始めて社会保険科目へ進む順番は、多くの教材と同じ流れです。年金2法(国民年金法・厚生年金保険法)は分量が多く仕組みもつながっているため、まとめて時間を取ります。申込期間(令和8年度は4月13日〜5月31日)を学習の中間点として、過去問に移る時期の目安にするとよいでしょう。
社労士の初学者と経験者で変わる点
人事・総務・給与計算の仕事をしている人は、雇用保険や社会保険の手続きの流れを知っているため、労働保険・健康保険の理解が早く進みます。一方で、年金の科目や一般常識の統計は、実務経験があってもゼロから覚える人が多い分野です。
法律の学習が初めての人は、条文の読み方に慣れるまで時間がかかります。行政書士などで法律を学んだ経験がある人は、条文の構造には慣れていますが、社労士の科目は内容がほとんど重ならないため、時間の目安を大きく減らすことは難しいと考えておきます。
時間を確保するコツ
- 平日は通勤時間に一問一答、帰宅後に1〜1.5時間のテキスト学習という分け方にする
- 休日に4〜5時間をまとめて取り、択一式の過去問演習にあてる
- 選択式の対策(空欄補充)は、目的条文や数字を声に出して覚える時間を毎日10〜15分つくる
- 前の科目を忘れないよう、週に1回は学習済みの科目の過去問を10〜20問解き直す日を決める
社労士は科目数が多く、最初に学んだ労働基準法を試験の直前には忘れている、ということが起こりやすい試験です。新しい科目を進める時間と、前の科目を回す時間を分けて確保することが、合計時間を増やさずに済むコツです。
令和8年度の合格者の61.9%は会社員です(厚生労働省)。働きながら1年かけて仕上げるのが標準的な形といえます。
社労士の勉強時間のFAQ(よくある質問)
Q. 社労士の勉強時間はどのくらい必要ですか?
A. 講座会社の目安で800〜1,000時間程度です。公式の目安はありません。
Q. 半年で合格できますか?
A. 1日4〜5時間を確保できれば計算上は可能ですが、働きながらでは難しく、1年程度の計画が一般的です。
Q. 独学と講座で勉強時間は変わりますか?
A. TACは独学で約800〜1,000時間、講座利用で約600〜700時間という目安を示しています。
Q. いつから勉強を始めればよいですか?
A. 8月下旬の試験に向けて、前年の9〜12月に始めると1年前後の時間を確保できます。
筆者の見解(社労士の勉強時間)
私見では、社労士の勉強時間は「総時間」より「前の科目を回し続ける時間を別枠で取れるか」で計画するべきだと考えます。科目数が多く、最初に学んだ労働基準法を直前期に忘れているということが起こりやすいため、800〜1,000時間を新しい単元だけに使う計画では、全科目の基準点をそろえにくいと思うからです。実務経験がある人も、年金2法と一般常識は短縮しにくい分野なので、時間を削るなら労働保険など実務で慣れた分野からにしたほうがよいと考えます。また、申込期間の5月末を中間点として、それまでに全科目を1周できているかを確かめると、遅れに早く気付けると思います。
社労士の勉強時間の関連項目
出典(一次情報)
本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。