賃貸不動産経営管理士の過去問公式の入手先(11年分)と合格につながる使い方
賃貸不動産経営管理士の過去問は、協議会が平成27年度から令和7年度までの11年分の試験問題と正解番号をPDFで公開しています。入手先、何年分を何回解くか、国家資格化前の問題や法改正の注意点を解説します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
賃貸不動産経営管理士の過去問は、試験を実施する賃貸不動産経営管理士協議会のサイトで無料で手に入ります。2026年10月時点では、平成27年度から令和7年度(2025年度)までの11年分の試験問題と正解番号がPDFで公開されています。解説は付いていないため、理解のための演習は解説付きの過去問題集で行い、公式のPDFは本番形式の通し演習に使うのが効率的です。
このページでは、過去問の入手先、効果的な使い方、古い年度の問題を使うときの注意点を説明します。
賃貸不動産経営管理士の過去問の入手先(公式サイト)
協議会の「過去の試験問題」のページで、年度ごとの試験問題と正解番号を見られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開年度 | 平成27年度〜令和7年度(11年分) |
| 内容 | 試験問題と正解番号(別ファイル) |
| 解説 | なし |
| 形式 | |
| 費用 | 無料 |
宅建の過去問(昭和63年度以降)ほど古い年度はありませんが、国家資格になった令和3年度以降の5年分に加え、それ以前の6年分も手に入ります。分量としては、独学の演習に十分な量です。
国家資格化(令和3年度)の前と後で何が違うか
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅管理業法の施行にともない、令和3年度試験から国土交通大臣の登録を受けた試験になりました。この前後で、過去問の扱いに違いがあります。
| 区分 | 年度 | 使い方 |
|---|---|---|
| 国家資格化後 | 令和3〜7年度 | 現在の出題形式に最も近い。必ず3周する |
| 国家資格化前 | 平成27〜令和2年度 | 賃貸借・維持保全の基礎の確認に使う。法律の内容は最新版の解説で確認 |
令和3年度以降は、賃貸住宅管理業法そのもの(管理業者の登録、業務管理者、重要事項説明、特定賃貸借契約の規制)が出題の柱になっています。古い年度にはこの法律の問題がないか、内容が違うため、法律分野は令和3年度以降を中心に解いてください。
賃貸不動産経営管理士の過去問は何年分を何回解くか
目安は、令和3〜7年度の5年分を3周、平成27〜令和2年度は分野を選んで1〜2周です。
- 1周目(学習の中盤):分野別に解き、テキストと往復する。正答率は気にしない
- 2周目(直前2か月):間違えた問題を中心に解き直し、正答率8割を目指す
- 3周目(直前1か月):年度ごとに120分で通して解き、本番の時間配分を確かめる
令和7年度の合格点は50問中38問でした。通し演習で38問以上を安定して取れれば、合格の目安に届いています。合格点の推移は 賃貸不動産経営管理士の難易度 で確認できます。
本番形式で解くときの時間配分(120分・50問)
試験時間は120分で、1問あたり2分強です。通し演習では、次の配分を目安にすると見直しの時間が残ります。
| 段階 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 1巡目 | 約80分 | 全問を順に解く。迷った問題は印を付けて先へ進む |
| 2巡目 | 約25分 | 印を付けた問題に戻って考え直す |
| マークの確認 | 約15分 | 問題番号とマークのずれ、塗り残しを確認する |
5問免除者は45問なので、1巡目を70分程度に縮められます。時間に余裕がある分、2巡目を丁寧に行ってください。
間違いの記録の付け方
過去問の効果は、間違えた理由を残すかどうかで大きく変わります。問題番号の横に、次の3つのどれかを書いておきます。
- 知らなかった(テキストに戻って覚える)
- 知っていたが混同した(似た規定を表にまとめる)
- 問題文の読み違い(個数問題・「誤っているもの」の見落としなど)
3の「読み違い」が多い人は、知識より解き方の問題です。設問の「正しいもの」「誤っているもの」「いくつあるか」に印を付けてから肢を読む習慣をつけてください。
過去問を使うときの注意点(法改正)
令和8年度試験は、令和8年4月1日現在の法令で出題されます。公式の正解番号は出題当時の法令による答えなので、その後に民法や関係法令が改正されていると、今の法令では答えが変わる問題があります。古い年度ほど、解説付きの最新版問題集で確認してから覚えてください。
また、公式PDFの正解番号だけでは、なぜその肢が正しいのかは分かりません。間違えた問題は必ずテキストで根拠を確かめます。独学での教材の組み合わせは 賃貸不動産経営管理士の独学 で解説しています。
賃貸不動産経営管理士の過去問のFAQ(よくある質問)
Q. 賃貸不動産経営管理士の過去問は無料ですか?
A. 協議会のサイトで平成27年度〜令和7年度の問題と正解番号を無料で見られます。解説はありません。
Q. 過去問だけで合格できますか?
A. 過去問は中心になりますが、毎年新しい論点も出ます。テキストで周辺の知識を補ってください。
Q. 令和2年度以前の問題は解く必要がありますか?
A. 賃貸借や維持保全の基礎固めには役立ちます。賃貸住宅管理業法の問題は、令和3年度以降を優先してください。
筆者の見解(賃貸不動産経営管理士の過去問)
私見では、賃貸不動産経営管理士の過去問は「年数を多く解くこと」より「令和3年度以降の5年分を、肢ごとに理由を言える状態にすること」を優先すべきだと考えます。国家資格化の前後で賃貸住宅管理業法の比重が変わっているため、平成27〜令和2年度の問題を同じ重みで回すと、時間のわりに得点に結び付きにくいからです。また、公式PDFは正解番号だけなので、正解を当てた問題でも根拠があいまいなら間違いとして記録するくらいがちょうどよいと思います。通し演習で38問前後を取れても安心せず、間違いの記録の「読み違い」が減っているかも合わせて確認することをすすめます。
賃貸不動産経営管理士の過去問の関連項目
出典(一次情報)
本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。