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FP2級の過去問CBT移行後の公表問題と紙の試験の過去問の使い方

FP2級の過去問は、日本FP協会のサイトで、CBT化後に毎年公表される1セットと、2025年1月までの紙の試験の問題・模範解答を無料で見られます。入手先と解き方、法令基準日で正解が変わる問題の扱いを整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

FP2級の過去問は、日本FP協会のサイトで無料で手に入ります。CBT方式になった2025年度からは、毎年5月下旬ごろに1セット分の問題と解答が公表され、2025年5月分と2026年5月分が掲載されています。それ以前の紙の試験は、2024年5月・9月、2025年1月の問題と模範解答が見られます。

このページでは、FP2級の過去問の入手先と、何回分をどう解くか、使うときの注意点をまとめます。

FP2級の過去問の入手先(日本FP協会)

区分 公表分 内容
CBT方式の公表問題 2026年5月、2025年5月 学科の問題・模範解答、実技(資産設計提案業務)の問題と模範解答
紙の試験 2025年1月、2024年9月、2024年5月 学科・実技それぞれの問題と模範解答

日本FP協会の「試験問題・模範解答」のページによるものです。協会は「2025年度よりCBT化に伴い、毎年5月下旬頃に1セット分の問題及び解答を公表」すると説明しています。公表されるのは正解(模範解答)で、解説はありません。

金融財政事情研究会(金財)で実技を受ける人は、金財の実技科目の問題を金財の公式サイトで確認してください。学科の問題は両団体で同じ内容です。

公表問題の法令基準日に注意

公表問題は、作られた時点の法令が基準です。たとえば2026年5月に公表された学科の問題には、「2025年4月1日現在施行の法令等に基づいて解答してください」と書かれています。2026年度は6月以降の回の法令基準日が2026年4月1日なので、6月以降に受ける人は、税制や社会保険の数字が変わっていないかを、受検年度のテキストで確かめる必要があります。

紙の試験の過去問(2024〜2025年)は、さらに古い法令が基準です。正解の番号をそのまま覚えるのではなく、なぜその答えになるのかを理解する使い方をしてください。

過去問は何回分・何回解くか

日本FP協会が公表している2級の問題は、CBTの2セットと紙の試験の3回分で、合わせて5回分です。これを3周以上するのが目安です。数が足りないと感じたら、市販の過去問題集(解説つき、受検年度の法令に合わせて直されたもの)で補います。

回数 時期 目的
1周目 各分野のテキストを読んだ後 分野ごとに出題のされ方を知る
2周目 全分野を学び終えた後 間違えた問題に印をつけ、テキストに戻る
3周目 受検の2〜3週間前 印のついた問題だけを解き直す
本番形式 受検の1週間前 最新の公表問題を、学科120分・実技90分で通して解く

学科と実技で使い方を変える

学科は60問を分野ごとに分けて解く

2026年5月の公表問題を見ると、学科の60問は、ライフプランと社会保険・年金、保険、金融資産運用、税金、不動産、相続の6分野からほぼ10問ずつ出題されています。苦手な分野が分かるよう、分野ごとの正答数を記録します。合格基準は60点満点で36点以上です。

実技は計算の手順を書き残す

実技(資産設計提案業務)は40問・90分で、多肢選択式と記述式の問題があります。相談者のデータから税額や必要保障額などを計算する問題では、計算の途中を書き残しておくと、間違えたときにどこで誤ったかが分かります。合格基準は100点満点で60点以上です。

間違いの記録のつけ方

過去問を解いたら、問題ごとに次の印をつけます。

  • ×:知識がなくて解けなかった(テキストに戻って覚え直す)
  • △:迷ったが正解した(理由を説明できるか確かめる)
  • 改:法令基準日の違いで答えが変わる可能性がある(受検年度のテキストで確認する)

3周目は×と△だけを解けば、回すたびに量が減り、直前期の時間を苦手な分野に集中できます。

CBT方式で過去問の使い方が変わる点

CBT方式では受検日が人によって違い、紙の試験の時代のように全国一斉の試験の問題が回ごとに公表されることはなくなりました。公表は年1セットです。公表問題は出題の傾向と難しさの目安として使い、知識はテキストと問題集で固める、という分担を意識してください。また、本番はパソコンの画面で解くため、紙に印刷した問題だけでなく、画面で問題を読む練習もしておくと戸惑いません。

FP2級の過去問のFAQ(よくある質問)

Q. FP2級の過去問は無料で手に入りますか?
A. はい。日本FP協会のサイトで、CBTの公表問題(2025年5月・2026年5月)と紙の試験の問題(2024年5月〜2025年1月)を無料で見られます。

Q. 過去問に解説はありますか?
A. 日本FP協会の公表分は問題と模範解答のみで、解説はありません。

Q. CBTになってから過去問は公表されていますか?
A. 毎年5月下旬ごろに1セット分が公表されます。

Q. 古い過去問を使っても大丈夫ですか?
A. 法令基準日が古いため、税制や社会保険の数字が変わっていないかを受検年度のテキストで確かめてください。

筆者の見解(FP2級の過去問)

私見では、FP2級の公式の過去問は5回分しかないので、「何周するか」より「法令基準日のずれをどう扱うか」を先に決めて使うのがよいと考えます。2026年5月の公表問題でさえ2025年4月1日の法令が基準で、6月以降に受ける人にとっては、数字の一部が本番とずれている可能性があるからです。そのため、公式の問題は出題の形式と難しさをつかむ教材と割り切り、数字の暗記は受検年度に合わせた解説付きの問題集で行う分担が安全です。また、本番はパソコンの画面で解くため、直前期の通し演習は画面で問題を読み、手元のメモで計算する形に近づけておくことをおすすめします。

FP2級の過去問の関連項目

出典(一次情報)

本記事は資格・試験に関する一般的な情報の提供を目的としています。試験の日程・受験料・受験資格・講座の料金や制度は変更されることがあるため、最新の内容は試験実施団体・所管官庁・各講座の公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。